11th NEWPORT JAZZ FESTIVAL IN MADARAO

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1992  
1992年夏、斑尾に新たなジャズ・フェスティバルが誕生する。

■ニューヨーク・ジャズ・ジャイアンツ

ジョージ・ウィンとフェスティバル・プロダクション が特別編成したグループで1992年夏、スペシャル・ワールドツアーをいたします。世界中に名を知られているニューヨーク を拠点として活躍するアーティストを特にサレクトしたグループです。全員自分のクグループを持ち、 レコーディングの実績確かなミュージシャン達ばかりです。そして初の試みとしてバンドを結成する事になりました。 斑尾登場の前にアメリカとヨーロッパで世界に名の知れた、大きなジャズ・フェスティバルに出演することになって います。このオールスターズを日本で見られるのは斑尾だけです。
 

■JBホーンズ フューチャリング メシオ・パーカー フレッド・ウェズリー アンド ビー・ウィー・エリス

メシオ・パーカーは長年にわたり、あの有名なソウル・シンガー、ジェームス・ブラウンのリードサックス奏者 として共演してきました。現在彼自身のブルース/ジャズ/ファンクバンドのリーダーです。過去4年間に出したレコード は大成功をおさめ、世界中のブルースそしてジャズ・フェスティバルに出演しています。グループにはジェームス・ブラウン バンドで活躍したフレッド・ウェズリーとビー・ウィー・エリスが含まれています。この3人はJBホーンズという愛称で 歴史的にも良く知られています。昨年、青山ブルーノートで見せてくれた極上のグルーブ感。それは彼らの 中から湧き出る黒人たちの大衆音楽=ルーツ、以外の何物でもありません。強力なドライブ感とスピード そしてバラードで聴かせる比類なき歌心を斑尾で体験できるのです。
 

■シャーメイン・ネビル・バンド 

若きニューオリンズ・サウンドの星とされるのがシャーメイン・ネビルです。彼女の生き生きとしたライブ ・パフォーマンスはジャズとブルース、R&B、ポップスそしてニューオリンズ・サウンド(ジィディゴ、ゴスペル、ケージャン等) の香りにあふれた特性ミュージック・ガンボを創りあげます。有名なネビル・ブラザース・バンドのボーカリストとして 世界中をツアーした数々の経験は彼女自身のバンドで大いにその結果を見る事ができます。将来のスパースターの可能性を 秘めた彼女は「Nippon Express・ニューポート・ジャズ・フェスティバル・イン・斑尾」で日本デビューを 果たすという大きな話題を提供してくれる事でしょう。
 

■ギル・エバンス・オーケストラ

ギル・エバンス・オーケストラはニューヨークの音楽に溢れています。「スイート・ベイジル」というジャズ・クラブ でギル・エバンス後期の演奏をしていたグループです。毎週月曜日は数多くのニューヨーカーとツーリストが集まり 彼らの演奏を楽しんでいます。オーケストラのメンバーはニュー・ヨークのトップ・ジャズ・アーティストと生え抜きの スタジオ・ミュージシャン達です。個性溢れるメンバーには自分自身のグループを持っている人も多いのですが ギル・エバンスの音楽を引継ぎ、常に新鮮さを保っています。グループは若手オーケストラ・リーダー、アレンジャーとして 評価の高い、ギルの息子で25歳のトランペット奏者マイルス・エバンスが代表です。このメンバーもジャム・セッション には欠かせない人達です。どんなものでも弾きこなし、ニューヨーク・ジャズ・ジャイアンツに加えてフェスティバル にニューヨークの香りを強烈に打ち出してくれることでしょう。
 

■ドクター・ジョン アンド ザ  ニューアイランド ソーシャル&プレジャー クラブ

ドクター・ジョンはアメリカの宝です。非常に多彩な才能を持つ感情豊かなパフォマーでもあります。 一般的にはニューオリンズのR&Bミュージシャンとして知られていますが、実際にはいろいろな スタイルの音楽を演奏します。ブギ・ウギのブルース・ピアノもストレートなジャズと同じよう、 名手をいわれる腕をもっています。ドクター・ジョンのユニークさというのは、ただ単にニューオリンズ ・スタイルの第一人者といわれるだけでなく、ポップ・アーティストとしても数多くのヒットを だしていることでしょう。コンサートの雰囲気によって、メンバーも彼の意向でどんなスタイルの演奏も 意のままです。ドクター・ジョン(本名はマック・レベナック)は素晴らしいボーカリストでもあります。 一声聴いただけで、彼の歌声だとわかるほどです。JBホーンズそしてシャメイン・ネビルといった アーティストがジャズ アンド ブルースの雰囲気をさらに盛り上げます。
 
■ロイ・ハーグローブ
22歳の若きトランペッターは、今年数々のジャズ・マガジンに登場、センセーションを巻き起こしました。 すでにディジー・ガレスピー、ウイントン・マルサリス、ジョージ・コールマン、そしてソニー・ロリンズ といった大物中の大物達と共演、スイングジャナル2月号ではソニー・ロリンズと共に記載されています。 今年に入ってRCAレコードから2枚目のアルバムを発表、リーダーとして着々と大きく歩み始めています。 ハーグローブは若手の強力ミュージシャンとグループを結成、ピアノ、ベース、ドラムス、トランペット そしてサックスといった拡張あるクインテッド形態をとっていいます。これからのジャズ界のグレート な存在として大きくはばたいて行く期待を担っています。
1992  
1992年夏、斑尾に新たなジャズ・フェスティバルが誕生する。